お知らせ

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2018年2月12日

インターネットカフェについて

ネットカフェ難民という言葉があるようにインターネットカフェ(以下、「ネットカフェ」)や漫画喫茶で毎日寝泊まりしながら生活している方々がいます。定住所があるサラリーマンであったとしても、終電を逃して家に帰れなくなったときは、ネットカフェで朝まで寝て過ごした経験をお持ちの方々はたくさんいることでしょう。ネットカフェは宿泊施設として機能していることは明らかなのですが、旅館業法の許可がなくても営業ができてしまっています。民泊が厳しく取り締まりを受けていることと比較すると不思議な感じがしますがなぜでしょうか?

「宿泊料」をもらいながら人を宿泊させる営業をするには旅館業法の許可が必要になります。ネットカフェでは寝具を使用させていないため、「利用客は椅子で居眠りしているにすぎない」という扱いになっています。それゆえ、利用料金は「宿泊料」とみなされず、ネットカフェは旅館業法とは関係なく営業ができることになっているのです。

毛布ではなくブランケットを提供する。お風呂ではなくシャワーのみを提供する。などなど、規制を受けないための創意工夫をしています。

さらには旅館業法とは別の法律である風営法の許可さえも不要にするため、ネットカフェは完全個室を撤廃しています。