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2018年1月23日

TripBizがAIトラベルと業務提携

2018年1月22日、ビジネス出張者向けに特化した民泊予約サイトを運営している株式会社TRIPBIZ(本社・東京都品川区、以下「TRIPBIZ社」)は、株式会社AIトラベル(本社・東京都港区、以下「AIトラベル社」)との業務提携を公表しました。

TRIPBIZ社のプレスリリースによると、両社の提携の狙いは、「出張宿泊先の選択肢の提供と手配・管理の効率化により、すべてのビジネスパーソンに快適な出張体験を提供」することです。

TRIPBIZ社が運営する民泊予約サイト「TripBiz」の特徴は、法人向けに「一時社宅」として利用可能な全国の空き部屋や空き家の物件を掲載していることです。民泊事業で近隣住民とトラブルになりがちなゴミ放置・騒音・犯罪行為などの発生を防ぐために、事前審査をクリアした顧客のみにサイトの利用が制限されています。

クラウド型の出張手配サービスを提供しているAIトラベル社と提携することで、シナジー効果を創出することが今回の業務提携の目的と考えられます。ビジネス目的での民泊利用の可能性が今後ますます広がりを見せていくことになります。

民泊専用サイト「TripBiz」は、2017年3月に運用開始された日本初のビジネス出張者に特化した民泊専用オンラインサービスです。2018年6月15日から施行されることが決定している住宅宿泊事業法(民泊新法)にいち早く対応するため、2017年7月から株式会社レジデンストーキョーが管理する都内の家具付きアパートとマンスリーマンションを掲載し始めています。退去日から次の入居日の間に発生するアイドルタイムを民泊事業に活用することで稼働率が高くなるメリットがあります。今後、AIトラベル社に出張宿泊先候補としてこうした物件を紹介することで、集客チャンネルを増やすことが可能になります。

AIトラベル社は面倒な出張の管理や手配を簡単にするためのクラウドサービスを提供してきました。同社のアプリケーションに目的地と希望日時を入力するだけで、最適な宿泊先や飛行機・新幹線などの情報を検索することができ、簡単に予約をすることができます。さらには、出張に関係する総務・経理業務の自動化を実現しています。

これまでは、AIトラベル社が提供できる宿泊先候補はビジネスホテルと旅館が中心でしたが、TRIPBIZ社との提携により民泊が新たに選択肢として加わることになります。ビジネスホテルや旅館と比較すると、民泊の宿泊費は安く抑えられるため、AIトラベル社の顧客にとってメリットが大きいと考えられます。また、宿泊施設不足でホテル・旅館の予約が取りにくくなりつつある状況において、民泊がAIトラベル社にとっての新たな在庫になることが期待されています。